海ゴミはどっから来て、どこへゆく?

海ゴミ
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やっさん
やっさん

こんにちは!やっさんです!今日は、海ゴミがどこから来て、どこへ行くのか?について話し、読者の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

外国語が書かれた海ゴミ

海へ行くと、いろんなものが浜にあります。

ペットボトルや、網やブイなどの漁具、流木、海藻

そんな中で、見慣れない文字やパッケージがチラホラ。

日本のペットボトルだったらよく見かけるのですが、韓国語や中国語、はたまたロシア語?まで、普段見慣れていない言葉が書いてあるゴミはとても目立ちます。

とある人が言っていました。「また◯◯の国のゴミだ」「出した国がなんとかしてほしいよ」

最初、ぼくもそう思いました。日本の浜にたくさんの外国のゴミ。。。

皆さんはどう思いますか?

でも、気になったので帰って調べてみることに。

海ゴミはどこからやってくる?

調べてみると、

海ゴミは、海に捨てられたゴミや、海に流れ出たゴミが、海の流れ(海流)と風によって移動します。

日本の周りの海の流れはどうなっているのかというと。。。

九州の方から北海道の方に向かって流れています。

なので中国や、韓国、台湾のあたりから出たゴミは海流にのって、日本の海岸に引っかかっていくわけです。

だから日本海側の海岸には外国の海ゴミがたくさん漂着するんですね。

「やっぱり外国の人が出したゴミのせいか」

と思っちゃいそうですが、ちょっと待って下さい!

では、ここまでの話を聞いて次のことを考えてみてください。

日本が出したゴミはどこへゆく?

外国で出たゴミが海流に乗って日本にやってきた。ということは、日本が出したゴミもどこかへ行っているということではないでしょうか?

実際に、ぼくの近くの浜でも日本のゴミはたくさんあります。

わさび
お茶
空き缶の中にたばこの吸い殻

そのまま放おっておくと、波にさらわれてどこかへ行きます。

さあ、日本のごみはどこへ行くのでしょうか?

海ゴミ世界を旅する

日本から出たゴミは東へと流れ、

太平洋をぐるぐる周ります。

そして海ゴミはアメリカや、また日本の方へ戻ってきて東南アジアの方まで運ばれていきます。

ぼくたち日本人が外国のゴミを見て、「外国の責任だ」と感じたように、もしかするとアメリカや、日本のゴミが漂着した他の国も、「日本のせいだ!」と思っているかもしれません。

そしてさらにもう一つ考えてほしいことがあります。他にも被害を受けているところはないでしょうか?

ミッドウェー環礁(かんしょう)のゴミとアホウドリ

太平洋の日本とアメリカの間に『ミッドウェー』という島があります。

そこにはアホウドリという鳥がいます。

アホウドリは、水面に浮かぶゴミをエサだと思って食べてしまいます。

プラスチックゴミを食べすぎてお腹がパンパンになったり、とがったプラスチック片を食べて胃袋がさけることもあるそうです。

アホウドリだけでなく、そしてミッドウェーの生き物だけでなく、たくさんの生き物が海ゴミによって、苦しんだり、死んでしまったりしています。

人間が出したゴミですが、生き物は「人間のせいだ」なんて文句を言わないし、言えません。

この記事を読まれた方で、ペットを飼っている方はいますか?

もしくはお子様や大切な人を想像してみてください。

ペットや大切な人が、自分の責任ではないことで苦しんだり、死んでしまったりしたらどう感じますか?

ぼくは、アザラシになった夢を見たことがあって、息子(アザラシ)が海ゴミに引っかかって目の前で苦しがったいる夢を見たんですね。言葉にできない思いになりました。

ここまでの海ゴミの話しを聞いて、わかったこと、感じたこと、自分なりに考えてみてください。

世界は海で繋がっている

海の流れ、そして生き物への影響を知って、ぼくが考えたのは、

世界は海で繋がっていて、ゴミ問題は「どこの国の責任」だという問題ではなく

世界中の皆がチカラを合わせて考えいかなくてはならない問題だということです。

ビーチクリーンやPrecious Plasticという取り組みを行うぼくですが、
ただ、生活ではまだまだプラスチックは使いますし、日々ゴミも出しています。

でも、このような現実を知った時に、何かを感じ、自分で考え、
できることから行動していくことが大切だと思います。

ぼくはこの記事のことを自分で考えてから、海ゴミを誰かの責任にするのではなくて、自分の行動によって何とかできないか考えよう。という気持ちになりました。

活動したり、調べるほどに、海ゴミや環境問題というのは、途方もないほどの大きな問題なのですが、

何ごとも一歩踏み出すこと、そしてよりたくさんの人が一緒になって考え、動き出すことが大切だと考えるので、

今後も、だれでもわかりやすく、そして考え、行動するキッカケになるような記事や授業をしていこうと思います。

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