TANGO EXPERIENCE
自然を守る素敵な体験が、豊かな地球を未来の子どもたちにつむいでいく
By providing enjoyable experiences that contribute to nature conservation, we can pass on the rich natural environment of our planet to the next generation.
豊かな海と、海ゴミの問題The rich ocean and the problem of marine debris
夏には沖縄のようにキレイな海を見ることのできる京丹後市は
京都府の北の端にあります
冬になると海の流れや風の影響でたくさんのゴミが浜にやってきます
大量の海ゴミをみたことがキッカケで
未来の子どもたちにも豊かな海を残していかなければならないと思うようになりました
Kyotango City is located in the north of Kyoto Prefecture, where you can see beautiful ocean like Okinawa in summer.
In winter, the ocean currents and winds cause a lot of marine debris to wash up on the beaches.
By the experience of seeing marine debris washed up on the beach,
I have come to believe that we must leave a rich ocean for our future children.
ビーチクリーン活動『MOYAKO』Beach cleanup activities by a team called “MOYAKO” formed by volunteers.
まちの有志で結成した任意団体『MOYAKO(もやこ)』
『だれでも楽しく参加できる環境活動』をモットーにビーチクリーンと合わせて
海ゴミのプチ授業やイベントをかけ合わせたビーチクリーンを定期的に実施しています
MOYAKO” is a team formed by volunteers in the town.
MOYAKO regularly conducts beach cleanups, mini classes on marine debris, and other events in order to make environmental activities “fun and enjoyable for everyone to participate in.
MOYAKOビーチクリーン情報
MOYAKO Beach Cleanup Information
回収した海ゴミのゆくへWhere does the collected marine debris go?
ビーチクリーンで集めたゴミは最終処分場へ搬送します
すると今度は最終処分場のあるが山がゴミで埋め尽くされていました
海ゴミを集めても、山の自然がまた
ゴミによって破壊されていく現状を知りました
Garbage collected from the beach cleanup is transported to the final disposal site.
Then we learned that the final disposal site is in the mountains.
Next, we learned that mountains are being destroyed by garbage.
Precious Plastic TANGO
山に埋め立てられる海ゴミ(特にプラスチックゴミ)をどうすればいいのか?
悩んでいるときに教えてもらったのが
オランダ生まれのプラスチックリサイクルプロジェクト
『Precious Plastic』です
自作のマシンで小さなリサイクル工場をつくりました
When I was wondering what to do with the marine debris being landfilled in the mountains, an acquaintance told me about “Precious Plastic,” a plastic recycling project born in the Netherlands.
I decided to build a small recycling plant in my office.
ビーチクリーン・Precious Plastic 体験Beach Cleanup and Precious Plastic Experience
実際にマシンを使いながら『Precious Plastic』を
体験することができます
小学生からプラスチック、リサイクル
海ゴミ問題を学ぶことができます
夏の自由研究にぴったりです!
Visitors can experience recycling plastic waste to make products while using the Precious Plastic machine.
Even elementary school students can understand the issues of plastic and recycling marine debris through this hands-on experience.
Reservations (moves to an external site)
海ゴミ・ビーチクリーン体験・研修、フィールドワーク受入
これまでの海ゴミへのアクションを通じて
PBL(Project Based Learning:課題解決型学習)を基にした
『自分自身で考え行動できる力』を身につける研修を提供しています
企業研修や大学生のフィールドワークに対応した内容になっています
ビーチクリーン体験、※『Precious Plastic』体験など
様々なプログラムを準備しています
海ゴミの授業・講演活動
教育機関や企業、団体への講演や授業を行っています
海ゴミの現状や、海ゴミへのアクションをもとに
小学生から社会人まで参加できる内容になっています
オンライン講演・授業や個別での対応可能です
子どもたちへ豊かな体験を
海ごみをきっかけにたくさんのこどもたちと関わって感じたこと。
それは、小学校高学年くらいを境にして
中学生、高校生と学年が上がっていくにつれて
自信をなくしていく子どもたちが多いこと
小学生の間に、たくさんの経験、体験、気づきを得て
自分で考えて判断し、行動できる子どもたちの育成にできることはないか?
地域の他団体や、丹後エクスペリエンス工房を開放して
工作などの体験を試験的に行っています。
Precious Plastic商品
丹後エクスペリエンスが取り組むオランダ生まれのプラスチックリサイクルプロジェクト
『Precious Plastic』の商品を販売しています。
まちから集められたプラスチックゴミを使用(※現在は海ゴミは使用していません)し
製作した商品を販売しています
収益の一部をビーチクリーン活動に充てさせて頂いています
Precious Plasticを初めて気づいたこと
Precious Plasticが話題となり、たくさんの方が会いに来てくれるようになりましたが
活動をすすめる中で、丹後エクスペリエンスで実施するPrecious Plasticだけでは
日々発生するゴミに太刀打ちできないことに気が付きました
ビーチクリーンによって海ゴミをひとつでも拾っていくこと
海ゴミ、環境問題を伝えていくこと
ビーチクリーンが職業になる社会をつくり、また
集められた海ゴミのより良い処理処分に向けて活動していく
※現在Precious Plastic TANGOでは海ゴミは使用せず町から集められたプラスチックゴミ(主にペットボトルキャップ)で
製品を制作し、収益によってビーチクリーン活動を勧めています。
展望1:『ビーチクリーン』を職業に
今後も世界ではプラスチックの生産量が増え、海ゴミも増え続けます
地方では人口減少と高齢化により、今より海ゴミを回収する能力は低下すると考えています
家庭からでる可燃ごみをゴミ収集車が回収する仕事が存在するように
海ゴミの回収、ビーチクリーンも1つの職業として存在する社会をつくる必要があると考えています
追記:2023年10月環境省からマリンワーカーとして海ごみの回収を期間限定ですが仕事として委託をいただきました。この実績をもとに海ごみを回収する業務を年間を通じて依頼していただけるようにアクションしていきたいと思います。
展望2:『ビーチクリーン』のプロになる
ビーチクリーンが職業になる社会をつくりたい!
と思ったときに、じゃあ!まず自分がビーチクリーンの職業を作って、食っていけるようにならないと!と思いました。
毎月のMOYAKOのビーチクリーンに加えて、業務としてガッツリゴミを回収したり、搬送していこう!
町から委託を受けて海ゴミへのアクションをやってみよう!そう思いました。
ある地域を対象に海ゴミの委託回収を試験的に実施しています。
また今後は海ゴミを搬送するトラックを購入し、企業のスポンサーをつけたりして
プロスポーツ選手のように海ゴミを回収していこうと考えています。
展望3:山に埋め立てられる海ゴミをなくす
現在、京丹後市で1年間に山に埋め立てられる海ゴミは約250t
そして、そのすべての海ゴミはさらに三重県の埋立処分場まで輸送されることを知りました
発生する海ゴミを地域で処分、資源化できるような施設、システムを考えていかなければ
三重県も、京丹後市も次第に海ゴミで埋め尽くされていきます
未来の子どもたちに豊かな自然を引き継いでいくために、持続的な海ゴミの処分方法を考え
まずは少しの量からでも実現していきたいと考えています。
他事業 レンタサイクル
環境にやさしく、自然をゆったり感じられるサイクリング体験を丹後でしていただくために
e-Bike(電動アシスト付き自転車)やキッズバイクのレンタルを行っています
パンフレットにのった観光スポットだけでなく
穴場スポットやサイクリングで丹後を楽しむ秘訣をスタッフから案内します
自転車の配送・回収や、長期レンタルも対応しております