Precious Plastic TANGO

このページでは、丹後エクスペリエンスが取り組んでいるプロジェクト

『Precious Plastic TANGO』(プレシャスプラスチック丹後)

についてまとめています。

丹後エクスペリエンスは、丹後の自然や文化などの魅力を多くの人に伝えるとともに

それらを、壊さず、守り、また地球規模で環境問題を考える活動を進めていきます。

中でも、海のゴミ、海洋プラスチックに対する取組みとして

海岸清掃への参加、そして今年からは、Precious Plasticを始めました。

Precious Plasticを始めたきっかけなどをまとめた、6分ほどの動画があります。

Precious Plasticって何?

個人でできる、プラスチックリサイクルのオープンソースプロジェクトで

オランダのデザイナー、デイヴ・ハッケンスさんが立ち上げました。

世界中の人が誰でもこのプロジェクトを行うことができるように、

マシンの設計図や製作方法、コミュニティの作り方など

全てが無料で公開され、自由に使用できるようになっています(これがオープンソース)。

イベント

第1回『Precious Plastic TANGOぜーんぶ丹後でとれたもんでつくっちゃおう!』(現在、記事作成中 しばらくお待ち下さい)

海のゴミ問題

丹後に移住してきたぼくは、海が身近な存在になったことがめちゃくちゃ嬉しくて、2人の息子たちとしょっちゅう遊びに行きます。

しかし、海が身近な存在になったからこそ知ったことがあります。

それは、海のゴミ問題です。海ゴミ問題をキッカケにぼくは、環境問題について考えるようになりました。

写真はゴミの処分場ではありません。海水浴場です。

魅力を伝えること・守ること

ぼくは現在移住した丹後で、地域おこし協力隊として活動しています。

そして、地域の魅力を伝えようと、ツアーガイドを始めました。

移住者としてぼくが思う、丹後の魅力は

なにもないけど、都会にはない魅力がすべてあることです。

それは、自然であったり、田舎の原風景であったり、人の暖かさだったり

ごく日常の、当たり前のことでもあります。

でも、自然や田舎の原風景という面では、環境破壊が進むことで

どんどん失われていきます。人の暖かさも、もしかしたら

世の中が便利になりすぎて、これから薄れていってしまうかもしれません

もとからある、丹後のそんな魅力

すばらしい自然環境と、失われつつある景色、ゴミの問題など、すべてをありのままに伝え

ツアーに参加してくださる方々とともに考える時間をもとうと思っています。

そして、環境問題について行動をおこし、イベントや地域コミニティを図ることのできる場をつくり

いつまでも、自然豊かな、そして温かいコミュニティを

子どもの代まで残していきたいと思います。

海岸清掃

海の魅力を多くの人に伝えるため、地域コミュニティの構築のため

海岸清掃を行っています。

キッカケは地域の方のすすめでした。

海岸清掃すると(当たり前ですが)浜はキレイになるし、参加するごとに、知り合いは増えていくし

ぼくは海岸清掃が好きになり、地域の方と共に海岸清掃を企画するようになりました。

昨年2回実施した『水晶浜大作戦』

処分場の現実を知る

でも、海岸清掃で処分場にゴミを運んだ時に気付きました。

海ゴミは、量、種類、不純物の付着などの理由から分別困難なため、

そのまま山へ埋め立てるしかない

そして近所の処分場は「もう満杯寸前。。。」

この山が満杯になったら、おそらくまた他の山が新たに切り崩され、ゴミの山になっていきます。

海岸清掃で、浜は一時的にキレイになりますが、それは「ゴミを山に移動していること」であって

「海ゴミ問題の根本的な解決にはならない」と考えるようになりました。

(ただし、海岸清掃も安全な海を守るためには必要です。)

Precious Plasticを知る

海岸清掃の打ち合わせで、廃棄されたプラスチックを個人でリサイクルするPrecious Plasticというプロジェクトを教えてもらいました。

そして、日本で初めて行った『ダイナミックラボ』というファブラボが鹿児島県にあるということを聞きました。

鹿児島県ダイナミックラボへ

数カ月後、ぼくはPrecious Plasticとは、どんなものかダイナミックラボへ見にいきました。

ラボをつくったテンダーさん案内していただき、Precious Plasticに興味をもちました。

後日、テンダーさんに

「やっぱりPrecious Plasticやりたいです!(プラスチックを加工する)マシン売ってください!」と頼むと

「自分でマシン作ったらどう?もっかいラボに来て1から鉄工を学んでみたら?」と言われました。

その返答に、驚いたののと同時に、飛び上がるくらい嬉しくて、ワクワクしました。

2度目の訪問とマシン製作

1ヶ月後、ぼくは再度ダイナミックラボへ向かい、ラボに1週間滞在しながらPrecious Plasticマシンの製作を行いました。

手作業による金属切断、やすりがけ、ハンマーワーク、測定、精度出し、溶接などの加工技術を2日間学んだのち、シュレッダー組み立て!

それをテンダーさんと、『金属加工の鬼』とよばれるテンダーさんの義父さんから指導いただき、学んでいきました。

と、簡単そうに書きましたが、毎日新しいワードの連発&技術の会得に常時、頭がパンパン状態

今まで、木工すらあやしかった僕のスキルでは、鉄工というコンマ数ミリの制度を求める鉄工は失敗の連続でした。

シュレッダー(破砕機)の製作

鉄工の基礎知識・技術を学んだ後、マシンの組み立てを行いました。

初めての溶接もダイナミックラボで学びました。最初は全然わからなくて大苦戦。

それでも、期間が1週間しかないという焦りで、夜も作業を続けました。疲れで精度が落ちてまた失敗。。。

そんなこんなでしたが、なんとか1週間の修行のすえ、シュレッダー(破砕機)が完成しました。

初めて、ペットボトルのキャップを破砕した時には、嬉しくて涙がでました。

1週間鉄工をし続けた手は傷だらけで、顔も鉄粉だらけで真っ黒、でも心の中は、なんともいえない達成感がありました。

 

インジェクション(射出成形機)の製作

 

現在、準備中

 

『つくる・できる』ということ

ダイナミックラボのブログにも書いていただいたのですが、

ぼくは、人生のうちのたった1週間で、金属加工(基礎)を覚え、この機械のメンテナンスを自分ですることができるよになりました。

手際がもっと良くなれば、この機械製作を請け負うこともできます。

参考記事:『金属加工未経験のヤスミさん(京丹後市・地域おこし協力隊)が1週間でプラ破砕機を作り上げる!』ダイナミックラボ

それは、大好きな海岸清掃や、環境のための活動を、仕事としてできる。かもしれないのです。

もし、お金を払って機械を注文していたら、以後壊れるたびにお金を払って誰かに直してもらうことになり、自分のできることはそんなに増えません。

何よりも、この経験によって「作ることの楽しさ、喜び」を知ることが出来ました。

身の回りのモノも「買うもの」から「つくれるかも?」「どうやってつくろうか?」と考えるようになりました。

これから

Precious Plasticマシンを作ったぼくの、これからの展望を書きます。

①Precious Plastic TANGOとしての活動を行っていく

Precious Plastic を丹後で始め、仲間を集め、海岸清掃や、プラスチックの回収、製品つくり、イベントへの出店などを行い

Precious Plasticの輪を広げていきます。

Precious Plasticmの仲間といっても、誰もがマシンを作らないといけない!というわけではなく

  • 海岸清掃に参加
  • イベントのスタッフとして参加
  • 海岸清掃でとれたPP(ポリプロピレン)とPE(ポリエチレン)を洗って集める
  • 英語のPrecious PlasticWEBサイトを翻訳して、情報を共有する
  • プラスチックや環境問題について話す場を作る
  • 活動をSNSで拡散する。シェアして広める

などなど、それもPrecious Plastic活動だと思っています。

関わり方はいろいろあります。この活動に共感してくださった方で、ともに活動をしていきたいと思われた方は連絡をください。

②海岸清掃の輪を広げる

たくさんの事を教えてくれた。そして多くの人との出会いをくれたのは、

海であり、海岸清掃です。

今後も、多くの人と海岸清掃を行い

自然環境について考えるキッカケや、地域のコミュニティを生むキッカケを作っていきたいと思います。

③ファブラボをつくる

↑ダイナミックラボにある巨大レーザーカッター

師匠テンダーさんからたくさんのことを学び、経験させていただき、ぼくは

考えること、つくること、できることの大切さ、喜びを知りました。

Precious Plasticから「世の中に必要とされるもの」「何かを変えるもの」を作るため

ダイナミックラボのようなファブラボが丹後にも必要だと思いました。

今、Precious Plasticマシンを作った倉庫では鉄工、木工機材と、Precious Plasticマシンが存在し

もしかすると、これはもう「丹後のちっちゃなファブラボ」が産声をあげたのでないかと感じています。

↑普段、Precious Plasticマシンを製作、整備している、倉庫

少しづつ、貰い物の機材や、中古のもの探しながら、丹後ファブラボを少しづつパワーアップしていきたいと考えています。

もし、使ってない機材や、使っていない倉庫があるぞ!つかってくれい!という方おられましたら、八隅まで連絡ください。

ちなみに今、ほしいと思っている機材は

  • 鉄鋼道具全般(常盤、ハイトゲージ、マシンバイス、旋盤など)
  • デジタル機材(3Dプリンター、レーザーカッター、CNCなど)
  • 裁縫機材(業務用ミシン)

「あげることはできないけど、ウチにあるのを使っていいよ」という連絡もお待ちしております!

一緒に海岸清掃をしましょう!

丹後では、すでにたくさんの方々の協力で海岸清掃の輪が広がってきました

そして、これからの活動も、皆さんの協力なくしては成りたちません

この記事を読んで、海岸清掃をやってみたいと思われた方、一緒に活動をしてみたいと思われた方は

メッセージもしくは、facebook上のグループへアクセスしてみてください

Facebookグループ『MOYAKO』へのリンク

今後ともPrecious Plastic TANGOを宜しくお願いします!