避難所へ子連れで避難した体験談

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やっさん
やっさん

こんにちは!やっさん(@yoisho8)です!

過去最強と言われる台風14号の接近してきたということで

ぼくの住む、地域でも「警戒レベル4:避難指示」が発令しました。

ぼくは2人の息子を連れて避難することにしました。

とても良い経験になったので記事にしてみました。

  • 避難所の状況
  • 思ってたんと違ったこと
  • 持っていたほうが良いもの
  • 子どもがどうなるか?

今回は台風が通過するときのみの避難で

滞在時間は20時から翌6時までの約10時間ほどでした。

災害の規模や、避難が長期化すればまた状況は変わるし、

記事の内容はあくまでぼくの私見なので、参考程度に読んでみてください。

地域の体育館へGO!

ぼくは3年前までは消防士だったので

このような状況の時は避難ではなく、出動する側でした。

しかし、消防士を辞めて、今は京丹後市民ということで

今回は初めて、避難指示に従って地域の体育館に車で行くことにしました。

車を使用したので、バックパックに最低限の荷物と

車内には何泊か車中泊できるような装備を車載していきました。
※災害のレベルがアップすれば車は使えなくなる可能性があります。

思ってたんと違う①「避難者の少なさ」

初避難所に到着すると、すでに避難されている方は1人のみでした。

そこにぼくと息子の3名が加わり、ここらへんの地域の避難者は4名のみという状況。

「過去最強クラスの台風がくるぞー!!」「避難してください!」という情報があっても

「まぁ大丈夫っしょ!」「家の方が安全」「家の方が快適だし」って思う人が99%くらいを占めるということがわかりました。

実はぼくも「大丈夫っしょ!」派でした。

正常性バイアス

何の根拠もない「大丈夫っしょ!」これを『正常性バイアス』とも呼びます。

「最悪の状況なんて起こらないでしょ」と、自分の脳が勝手に安全な方へ考えて安心している状態です。

▼参考記事

知ってほしい!避難の妨げになる「正常性バイアス・同調性バイアス」|赤十字NEWSオンライン版|広報ツール・出版物|赤十字について|日本赤十字社

しかし、今後も台風や大地震など本当にヤバイ災害が来た時に

この「大丈夫っしょ!」が命取りになるかもしれません。

何もなかったら、それでいいんです!

有事の際に対応する経験値を積んでおくことが大切です!

避難を促すために考えられること

「避難指示」があっても、結局たくさんの人の中で正常性バイアスが働きますが

その前に、まず避難所の光景を見て、お世辞にも環境はよくないので、

そんな場所に行きたくないという方もたくさんいると思います。

もし、避難所がもっと早期に快適な環境を整えられるようになったり(これはなかなか困難)

地域の宿泊施設が緊急的に宿泊できる体制がとれると

女性や小さなお子さんをもった家族が安心して避難することができるかもしれないと思いました。
(↑こちらの方が現実的で確実に快適)

経験・体験に勝る学びなし

最近のぼくのテーマが『経験・体験』だから

今回も今までやったことのない避難をやってみよう!と考えました。

いくら防災の本を読んだり、TVの特集を見て知識があったとしても

自分の家族構成や、自身や子どもが何が快適で何が不快と思うかなど細やかな部分は、

やってみないとわかりません。だから実際に自分が避難してみるのが一番だと思います。

思ってたんと違う②「避難所」

ぼくの避難所のイメージは

よくTVとかでみる、パーテーションが設置され、

毛布が配られる的な避難風景をイメージしていましたが

おそらくそれはかなり災害が長期化したバージョンなのか

今回の避難ではシンプルなベンチオンリー。。。

幸い、ぼくたち男3名は半分キャンプ気分で車にたくさんのアウトドア道具を持ってきていたので

背もたれ付きの椅子を出して座り

息子は自分たちの準備した思い思いのものを出し始めた。

職員の方も、先に避難していた方に後ほど背もたれ付きのパイプ椅子を準備してくださいました。

この時、飲料水も500mlのお水が1人1本支給されました。

気づき

  • コンパクトにできる背もたれ付きのアウトドア用の椅子もってくといいね!
  • 赤ちゃんのいる方は多少かさばっても、しっかりリラックスできる折りたたみ椅子があるといいね!
  • 赤ちゃんいる方、他人の目が気になる方は目隠しできるものがあると安心。
    (避難が長期化すれば避難所が準備してくれるかもしれないけど)

子どものヒマつぶし

避難が始まって、僕たち男3名は

周りの方に迷惑にならないように本を呼んだり、オセロをしたりする。

長男からは、もっとトランプとか花札(最近ハマってる)持ってきたら良かったとの感想。

気づき

  • コンパクトな遊べるものを何個か持っていくべし!
    (トランプ、UNO、花札など)

暑さ、寒さ、気温

9月19日、避難所のある体育館はそこそこ暑い

次男は寝る時のために車から寝袋を持ってきて広げだす。

やっさん家の男たちは、だいたいどこでも寝れるし、

むしろ普段と違う場所での寝泊まりにワクワクする方なので
(⬇の写真は8月に男3人で車中泊旅のようす)

息子は寝袋を敷いてすんなり寝ました。

ただし、気がつくと、2人とも結構汗をかいていました。

避難者が多数になると体育館内の気温も上がるし、

感染予防の観点から皆がマスクをしだすと熱中症や体調不良者を出すリスクが増えると思いました。

今回の台風だと20時から避難を始めて朝までコースなので

大人は座ってでも何とか寝られるけど(といいつつ、やっさんも明け方一緒に横になって寝ました)

こどもと避難すると絶対、寝るための布団か寝袋は必要

(今回の避難所では寝るためものはなかった)

あと、ぼくは消防士時代に他府県への災害派遣での経験から

体育館で夏に寝るときには冷感スプレーや耳栓を持っていってました。

今回も、息子たちが暑さで寝苦しそうにしていたので

冷感スプレーを吹きかけました。

扇風機は1台だけ出されていて、職員さんから「つかっていいよ。」と言われていましたが

避難者が多い場合には当然、足りなくなるので、

今回男3人避難所生活では扇風機は使わない条件でいくことに

夜1時くらいからは、さらに風が強くなり、小窓から風が入ってきて

かなり涼しくなりました。朝方は逆に寒いくらいでした。

気づき

  • 寝袋に加えて、敷く用のタオルケットがあったら良かった
  • 冷感スプレーはあったほうがいい
  • 冬はブランケットなど保温できるものが必要
  • 夏は蚊もいるので虫除けスプレーも必要
  • 耳栓あると快適(台風の雨風の音や、避難者が多い場合には音によるストレスを和らげる)
  • 避難所の電気は消えないので大人はアイマスクもあったらいいかも

避難所生活を体験すると、つくずく感じるのは

赤ちゃんや小さいお子さんのいる家族はかなり大変になるだろうと感じた。

今回の経験からアドバイスするとしたら、女性や赤ちゃんがいるご家族さんは

お金を払ってでも、ホテルで宿泊を試みるのも良いかと感じました。

必要だと思ったものリスト

  • 水分
  • 軽食(常温で食べられるものがあればなお良し)
  • 衣服
  • 洗面具
  • 保温するもの
  • 冷感スプレー
  • 虫除けスプレー
  • 寝るためのグッツ
  • 背もたれ付きアウトドアチェア
  • 暇つぶし(本、カードゲーム、ipadなど)
  • 耳栓

まとめ

今回の避難は長期化はなさそうなので、あったほうが良いものもそんなに多くなかったです。

しかし、アウトドアチェアや、冷感スプレー、虫よけスプレーとかって

これから避難!ってときに「持っていこ!」思うものではないかもしれません。

ホントなんでも実際にやってみる、体験してみることが

その人、その家族によってオリジナルの防災準備につながると思います。

そして、市町村もあらゆる対策をしてくださっていますが

いたれりつくせりの充実した避難環境を早期に作ることは困難です。

ぼくも、昔見たTVのイメージでパーテーションや毛布、充電設備、や災害時のWIFIがあるのかな?

とワクワクしていましたが、ありませんでした。

あくまでも自分自身でしっかりと日頃からしっかりと準備しておくことが改めて必要だと感じました。

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